スーパー白鳥13号運行記録3

このブログは超ぐうたらワンマン運転士の日常(もはや気が向いたら、という気もw)を書いたブログです。はてなダイアリーで公開していた運行記録2が今年の春になくなるため、新たに作成しました。2005年11月4日…「運行記録2」暫定開業/2005年11月14日…「運行記録2」本格開業/2019年1月13日「運行記録3」移行開業

AKB49総括8〜名言集2・GEKOKU嬢編〜

 一応GEKOKU嬢編と言っていますが、実質的には1万円公演終了翌日から正規昇格までの間と解釈してください。


15 自分の夢を叶えるためにはぬるま湯から出る勇気も必要なはず高橋みなみ/42話)<→16、17、38>
 研究生公演を受けて、各チームのセンターとキャプテンが集まった席上、秋元才加大島優子が「研究生の団結力は私たちも見習う部分が多々ある、みのりちゃんを中心とした一枚岩」と評価したのに対し、高橋みなみが「これまではそれで良かった」と言った後に発した言葉。
 それを受けて秋元康が「近いうちに脱落者が出る」と予告したのが不気味で、それがその後の吉永寛子の「父親にAKB入りを伝えていない」に端を発する騒動につながるが、高橋みなみの言葉は実はその後、寛子の「みのりに勝ってAKBのセンターに立つ」宣言とその直後の「今までみのりに頼りすぎてた」発言をきっかけに、生放送中にみのりが寛子に公開ビンタをかましたことで現実となっていく。


16 どんなにムチャだって、見ちゃいけない夢なんてないんだよ!(浦山実/44話)<1→/→17>
 寛子はとうとう父親にAKB入りがばれ、夢は持っちゃいけなかったと思うようになる。しかし学級委員に変装した実が寛子に「劇場に行こう」と誘う。寛子は「夢を諦めるのはもう慣れっこだから、それにアイドルの才能はないし、初めからあり得ない夢なんだ」と諦めの表情で実に語るが、実は「自分の夢も俺の力じゃスッゲェ大変で、自分で自分がバカに見える時も多いけど」と言いながらも*1語った言葉。
 それを聞いた寛子はみのりと一緒に窓から脱走し、震えながら「やっぱり自分の夢には素直でいたい」と叫び、そして公演中に父親に連れ去られそうになった時も、最後には踏みとどまってAKBに残ろうとする原動力となった。


17 アイドルをやりたいという情熱、それに勝る才能はない(戸賀崎智信/46話)<16→/→107>
 寛子の父親にバレた翌日、実の力を借りて劇場に来た寛子は、父親に黙って活動していたことを告白する。それに対して戸賀崎は「AKB辞めろ」と冷たく言い放つ。すべてを捨ててでもアイドルになりたいという覚悟のない者をAKBに置いておくわけにはいかない、それが戸賀崎の冷酷な発言の裏にあるのだが、父親に連れ去られる直前に自分の意志で劇場に踏みとどまって「どんなにムチャでもこれが私の夢だから」と父親に反抗してAKBににとどまることを寛子が決断した以上、戸賀崎には支配人として自分の配下のアイドルを守る責務が生じる。父親が寛子をビンタしようとした時、みのりも慌てて止めに向かうが、その前に戸賀崎が寛子の代わりにビンタを受け、「寛子にはアイドルになる素質があるとでもいうのか?」と父親が聞いたのに対して戸賀崎はそう言って寛子を擁護する。それ以来戸賀崎は寛子を娘のように可愛がるようになる。
 それにしても一連の騒動の時には寛子はアイドルの素質がないような言われ方であったのだが、最終話では寛子は第4代センターとしてAKBを引っ張る立場に立ち、父親がステージにそわそわしながら向かっているという状況、なんか不思議な感じではある(笑)


18 私だってみのりの力になりたい!(吉永寛子/49話)
 突然引っ越されて、挙句の果てに一人住まいしなさいと言われ野宿も考える実。いや、実だけならまだしも、「浦川みのり」が野宿というのも、と。それで色々と宿先を考えるが次々と断られる。そんな中先に父親に勘当されてAKBの寮に入った寛子に頼まれて買い物を一緒に済ませた後、野宿をしようとするが結局ダメ、ネカフェでと考えた矢先に寛子にみのりの家探しを知られ、それなら一緒に住もうよと誘われる。さすがに本当は男である自分と一緒に住むのはまずいと断ったみのりに対し、「いつも私を助けてくれてばかりでカッコ良すぎるよ」と言った後に一言。結局みのりは寛子や先に住んでいた春子と一緒に寮に入るが。
 さすがに乳首が見えそうなタンクトップ姿で寝る寛子に、どこをどうやって来たのか(笑)みのりに抱き着いてくる下着姿の春子。男の本能を抑えるのに必死な実であった(笑)


19 さようなら、「あっちゃん」。おはようございます、「前田さん」(吉永寛子/52話)<→26、63>
 もともと前田敦子に憧れてAKB入りした寛子。その寛子たちの前に前田が来て「ホント可哀相、研究生でユニット組んで、CDなんて売れるわけないのに」と言い放つ。なぜそう言い切れるかと聞くみのりに前田は様々な質問をして、無知な状態で売れるわけがないと言い放つが、それに反応したのが岡部でもみのりでもなく、寛子だった。
 寛子は「私はずっとあっちゃんになりたかった。でもあっちゃんを目指してもあっちゃんになれない」と言った後鋏を持ち出し、自分の髪を切りながら「私は忘れない、私たちの代わりに悔しい想いをした仲間や、その気持ちを押し殺して応援してくれる仲間のいたことを」と語り、上の発言で前田敦子との決別を示す。
 だからと言って寛子と前田との仲が険悪になったというわけではなく、むしろ前田はアイドル仲間として寛子を可愛がるようになり、逆に寛子に髪を切らせたことを寛子に謝る度量を見せる。


20 曲書かなくていいよ。私はただ、仲間や友達や好きな人や先輩や後輩がいる世界の楽しさも知って欲しかっただけ浦川みのり/60話)
 喜嶋のセンスに合いながらも、他人のために曲を作るのを好まない荒川晴人。みのりは一旦は曲を作ろうと誘うが、「自分のことばかり考えてる、そんなヤツらのために僕の音楽は作れない」と断られる。しかしみのりは晴人の部屋に会ったレシートを手掛かりにAKB流のおもてなし(生誕祭)をやろうと持ち掛け、ミクに似ている岡部をミクに変装させて生誕祭を行う。みのりは晴人が唯一の仲間がミクだけなのを知って、作曲は二の次、まずは晴人を救うのが先と判断したのだ。
 その結果、人のぬくもりに気付いた晴人は、GEKOKU嬢のための曲を作ると約束する。


21 アイドルだって恋をするんだよ、お客さんに。お客さんにとってAKBは標高34.5センチの恋人柏木由紀/65話)<9→>
 「放課後☆下剋上」がみのりセンターになったことで落ち込む岡部だが、カップリング曲に寛子と岡部のセンター曲が入ることが入り、喜ぶ岡部。そしてレコーディングに入るが、歌詞が心に入ってこないことに気付き、愕然とする。そしてそれに気づいた秋元康が岡部の恋愛経験の乏しさを指摘し、超法規的措置として3人の恋愛禁止条例を一時的に解除する。
 焦った岡部は昔付き合った男を呼び出してデートの真似事をするが、なかなか自分に納得できる状況にない。そのうち彼氏の友人が入ってきて岡部に手をかけようとするが、それを実が助ける。「恋愛なんてできるわけないじゃん」と悔しく感じる岡部に「恋愛は無理やりするものでなく、落ちるものだ」と指摘し、それをきっかけに岡部は実を好きになっていく。
 何とか岡部は恋愛経験だけを得て戻ろうとするが、実に接するうちに戻り切れなくなり、実の同級生である寛子に対し、「条例解除中なんだから勝手でしょ!」と本気モードになっていることを宣言してしまう。
 その結果、最終的に恋愛経験をすることができたものの、逆にそれで公演中に歌飛びを起こすなどのスランプに陥り、戸賀崎から「今のままじゃステージを降りてもらう」と叱責されてしまう。
 ステージで「ラブソングが歌えるようになったのに」と泣く岡部の横に柏木由紀がやってきて、「恋の悩み、かな?」と聞く。岡部が「この気持ちのやり場がわからない、こんなことなら恋をしなければよかった」と悩みを打ち明けた時に柏木がこう答える。
 柏木はAKB劇場の舞台こそが「私たちが両想いを許された空間」と言い、お客さんを実だと思って歌ってみたら、と暗に岡部にアドバイスする。
 結果的に翌日の岡部センター曲「譲らないツインテール」では涙を流しながら熱唱するくらい気持ちの入った歌になり、密かに録音していたライブバージョンをCDに収録することになる。
 また実への恋愛は残っているものの、自分のすべきことを優先させるために実への想いを封印すると宣言する。
 余談だが、寛子センター曲「runaway kiss」は一度きりのキスの感触が忘れられずに家を抜け出すというストーリーで、父親にAKB入りがバレた翌日に実と一緒に脱走した経験こそあるものの、キスの経験がないことに寛子は悩む。
 ぬいぐるみにキスしようとして春子に呆れられ、キス魔の千絵に襲い掛かられそうになってみのりに妨害され、取材されてもろくな話は聞けず、頼りになる異性の実も岡部との件があって頼れない*2、で大島優子に頼るが、優子から奥の手を出されて楽屋で寝ているみのりの頬にキスをしてミッション達成、と(笑)


22 ここは私たちの始まりの場所。完成した曲は一番初めに皆さんに聴いてほしかったんです。浦川みのり/69話)
 GEKOKU嬢の初仕事は工事現場での作業手伝い(笑)CDができて工事現場での手伝いも最終日になり、作業員たちが送別会をしようと提案をするが、みのりたちは「今夜予定が」と言って断る。
 でも実はその予定は「工事現場での作業員たちへの1stステージ」で、自分たちが強くなるための礎を築けたこの工事現場で作業員たちへの感謝の気持ちを込めて最初に歌を聴いてもらおう、そう考えていたのであった。
 その意気に押される形で、作業員たちは棟梁にビルのイルミネーションをつけてもらい、華やかな1stステージにしてもらったのであった。


23 未来の100万人より目の前の250人。AKBは今までそうやってきた。これからもそれをぶつけるだけ、だろ!?浦川みのり/71話)
 40億の金をかけてGEKOKU嬢を潰そうと画策してきたラージヘッドレコードの城ヶ粼。&Jewelを同日発売にぶつけてくる。新人アイドルの特番も降ろされ、スーパーでの実演販売に場所を移すが、それを見た老人ホームの職員が仕事を依頼する。
 &Jewelが金でいろいろとやってくることに危機感を抱いた岡部だが、みのりはあくまでもAKBはAKB、自分がやってきたことをそのまま出すことが大事だと話す。
 老人ホームでのライブでもAKBの曲があまり喜ばないと悟ると、自分たちの持ち歌をあえて引っ込め、お客さん(お年寄り)の嗜好に合わせて懐メロを歌い出して喝さいを浴びる。それが都築遥佳と知り合うきっかけとなる。


24 待ってください、喜嶋さん。 もう少し、もう少しで終わりますから!!浦川みのり/74話)<→28>
 大隈大学のライブのために、前座でも全力を尽くそうと頑張るGEKOKU嬢。しかし、ギリギリまで練習をしているうちにステージをフライングで開催されてしまい、結局&Jewelの単独ライブとなってしまう。それだけでなくMAYAから掃除に使った汚い水をぶっかけられ、AKBを3000円のショーガール、GEKOKU嬢をそれにたかる寄生虫と言われる。
 みのりはその事に「みんなで築き上げてきたAKBのすべてを踏みにじった」と怒りをあらわにする。そして喜嶋がそろそろ戻ろうと声をかけた時に、「絶対にこの想いを忘れてはいけない」とばかりに最後まで&Jewelのライブを見届けようとする。
 その姿勢に「ガチでやったら負けない」と岡部も同調、そして涙を流しながら「負けたくない」と寛子が怒りをあらわにする。


25 でもね、でもね、私、もうお荷物は嫌だ!私が二人を優勝に導く!!(吉永寛子/79話)
 春子に「研究生選抜」と言われるGEKOKU嬢。もともと能力では群を抜いている岡部に、その岡部を差し置いてセンターをいきなり務めるまでに統率力を備えたみのり。この2トップに比べ、寛子はみのりを輝かせるために必要な存在とはいえ、レベル的には2人に大きく劣る存在ではあった。
 しかしクイズ番組では頭の悪い岡部とみのり、頼りの寛子はあがり症。しかしみのりと岡部が自分の得意分野でポイントを挙げると、自分も役に立ちたいと、父親に鍛えられた頭脳で決勝まで上り詰める。
 一方の相手は&Jewel。スタッフ用のシナリオを読み込んだMAYAが劇的な勝ち方を演出して決勝に進出する。
 しかし決勝ではMAYAが一方的に答えてリーチまで持ち込むが、優勝を決めるはずの問題で慢心から答えを間違え、一気に動揺が広がる。そこを今度は寛子が突いて同点に持ち込んだ後、寛子がみのりと岡部にこう宣言する。
 そして10問目。「遖」という漢字の読みを答えさせる問題。答えを知っているMAYAが押そうとするのを本能的に阻むかのように、寛子は答えを知らないまま反射的に押して回答権を勝ち取る。何とか正解を導きだそうとするが、時間切れが迫る直前、焦りが見えた寛子にみのりが笑顔を見せながら軽く手を握る。その瞬間冷静になった寛子は「あっぱれ」と正解を答え、言葉通りにGEKOKU嬢を優勝に導いてしまう。
 この番組をきっかけに、みのりにおんぶにだっこだった寛子が少しずつ自分の持ち味を発揮してAKBの中心に登りつめ始める。


26 行っちゃダメ! 自分の道は自分が切り拓く、それがAKBなんだから前田敦子/82話)<19→>
 GEKOKU嬢のCD「放課後☆下剋上」発売前日に吉永寛子に男がいるというプリクラ写真が流出する。スキャンダルが勃発したと判断した戸賀崎は寛子に事情を求めるが、即座にほぼ同じプリクラ写真を出して、小学生の時に父親と撮った唯一のプリクラだと説明、実際に父親を見ているみのりも戸賀崎も納得する。
 その結果ファンが寛子に「お別れを告げに来た」と言いに来る。寛子は「あれはお父さんなんですよ、また来てくださいね」と答えるが、ファンが減ってしまうことにショックを受けてしまう。
 そのことは選抜にも知れ渡っており、戸賀崎からは潔白だと聞くが、本人は落ち込んでいるだろうから連絡取ろうか、という話になるが、前田敦子がそう言って、寛子が自分で立ち直るように仕向けさせる。前田は寛子が髪を切って前田と決別した時のことを思い出し、寛子がちゃんと自分で立ち直ってファンの前に笑顔で立っていられると確信しているのだ。
 それを受けて高橋みなみも「それじゃ私もやめる」と腰を下ろすが、優子から「本当は心配なくせに」とからかわれる。


27 気付け、二人とも! 番組の進行はもうどうにもできない。ウチらはラスト10秒に賭けるしかないんだ!浦川みのり/85話)
 GEKOKU嬢は絶対に同じステージに立てば&Jewelには負けないとみのりも寛子も思っていた。しかしなかなかその機会がなかった。しかし岡部の名演技によって、「歌ステ」での共演が実現する。
 ただし終盤に&Jewelの前に歌い、次に登場する&Jwewlの登場の邪魔をしないという条件が付けられる。それをどうしようかと考えたみのりは、寛子と岡部に殺陣風のラストを提案し、2人もその話に乗る。
 しかし実のファンであるペアロスミスが熱唱したおかげで尺が足りなくなり、そのとばっちりをGEKOKU嬢が受け、「放課後☆下剋上」は1番のみのステージとなることが通達されてしまう。
 寛子と岡部はそれに動揺してしまうが、みのりはもう決まったことを嘆いても仕方ない、自分たちのできることをやるだけ。そう振り向いて寛子と岡部にアイコンタクトを送り、みのりの迷いのない目を見た2人は、みのりの提案通りに行う事を決断する。
 そして最後、振付がリハと動きが違うことに気付いたスタッフが慌てる間もなく、みのりがいきなり寛子に切りつけ、続いて返す刀で岡部にも切り付ける殺陣を演じて、寛子と岡部はその場に倒れる。そしてみのりもマイクを上にかざしたまま後ろに倒れる。
 1カメでは&Jewel登場時にGEKOKU嬢は出ていない。しかしみのりたちは当然ステージに倒れたまま。一体どうするのかと思われた次の瞬間、GEKOKU嬢はすっと立ち上がり、メンバーとバトンタッチして後方に下がる。この瞬間、MAYAは完全にステージをGEKOKU嬢の演出に自分たちが食われたことを自覚する。


28 あの時ウチらは知ったんだ。ステージに立てない悔しさ、そして立てることのありがたさを。だからうちらはステージに立つ。それがアイドルだから。アイドルがアイドルして何が悪い浦川みのり/86話)<24→>
 「歌ステ」終了間際、MAYAは最初は言っていた「仲良しなんですよ」という話を撤回し、「本当は仲は良くない」と言い放ち、自分たちのライブにGEKOKU嬢を招待する。喜嶋は「考えます」と答えろ、と指令を出すが、みのりはあえて「参加します」と同意する。
 そのことに怒ったMAYAがみのりに詰め寄るが、逆にみのりは「あんたは何でステージに立ってる?ステージに立てなきゃあなたもただの人だ」と言い放った上で、自分たちが&Jewelサイドから受けた様々な仕打ちで、ステージに立てない悔しさや、ステージに立てることのありがたみを知った、だからアウェーだろうがどこであろうが、自分たちはステージに立つ、それがアイドルだ、と宣言する。


29 なんだかウチらはこれでいい気がするんです浦川みのり/87話)
 &Jewelはライブのために仕事をすべてキャンセルして、ライブで歌う3曲を徹底的に磨きにかけようとする。一方でGEKOKU嬢は前日ですら当たり前のように研究生公演に立っている。
 心配した戸賀崎はみのりに「3回公演のうち1回は代役を立ててもいい」と提案するが、「お客さんにとってはその公演がすべて」と言った上で、あえて上のように言う。
 研究生公演を心配そうに見つめる戸賀崎だが、クイーンレコードの妃会長が来て研究生公演の3人を見て、「すでに本能で『本質』を理解しているかもしれない」と答える。


30 今から練習すれば本番までに間に合うだろ? そうすればGJだけでなくきっと&Jファンも喜んでくれるよ浦川みのり/94話)
 ステージの中で暴れまわったみのりは過呼吸で倒れてしまう。しかし構成上GEKOKU嬢のアンコールが先ということで、やむを得ず寛子と岡部の2人だけがステージに立つ。2人は自分たちの曲を歌おうとするが、直後にみのりがステージに現れる。みのりの様子を寛子が確かめると、みのりは迷いなくアイコンタクトで指示を出す。
 そして配置についてみのりが「この曲を歌います」と言って&Jewelの「HELLO」を歌い出す。
 実はみのりたちは&Jewel1曲目の「CAT WALK」の着ぐるみダンスを覚える際に、ついでにアンコールがかかった時のために「HELLO」も練習していたのであった。それは大多数を占める&Jewelファンのために。
 決してアウェーだから戦うのではなく、アウェーだからこそ相手も楽しませてあげよう、そう考えていたのであった。


31 これで立たなきゃ男じゃない前田敦子/94話)
 過呼吸で倒れた際、衣服を脱がせて呼吸を楽にさせる必要がある。しかしもとが男のみのりはそれをやってはまずい立場にある。特に寛子にだけは知られてはいけない秘密であった。
 そこに現れたのは前田敦子。前田はみのりと2人にしてほしいと頼み、あえてみのりの傍に立つ。
 そしてみのりは前田敦子に男だとバレたことに愕然とするが、前田は「知ってるのは私だけ。他には誰にも言っていない」と語り、「お客さんはあなたを待ってる。他の誰でもない、『浦川みのり』を」と言って、「ここで立たなきゃ男じゃない」、と語る。
 実はみのりの初ステージで骨折した際、岡部に「それが男ってもんだろ」と語っていたことを陰で聞いていて、みのりが本当は男であることを知っていたのだが、あえて最後まで口外しなかったのだ。


32 ありがとうございます、先輩、今も、そしてオーディションの時も。あの時はめちゃめちゃ腹立ったけど、あなたがいなかったら今のオレはない。浦川みのり/95話)
 みのりが前田の言葉に奮い立つように動こうとする。前田は焦らなくていい、と声をかけるが、ここでも終わってもいい、そう思える瞬間があるだけでも、涙が出るほど嬉しい」と語る。そんなみのりにあえて肩を貸す前田にみのりは焦るが、前田は「私のしたいようにするだけ」と語る。
 そんな前田の優しさに、みのりは感謝するとともに、オーディションの時に寛子に投げかけた心無い一言があったから今の自分がいられる事に、改めて前田があそこにいてよかったと感謝の気持ちを述べるみのりであった。


33 お母さん、私、生きてる。鈴木のぶ子はここにいるよ。(MAYA/97話)
 もともとMAYAは鈴木のぶ子という少女であった。芸能界に憧れる少女であったが、貧乏で子だくさんの長女であったから、ダンススクールに通わせてくれず、仕方なく母の金を盗んで勝手にダンススクールに通っていた。
 そこでミスKDSに輝くが、翌年は言ってきた岡部に圧倒されてしまい、岡部に恨みを抱くようになる。そして東京でのオーディションの最中に母が死んだことを知らされるが、続行を志願する。そしてどんな手を使ってもスターになると城ヶ粼と組んで&Jewelの中核となる。
 しかし、その自信もGEKOKU嬢に潰され、何もなくなったと思ったところにGEKOKU嬢が現れ、みのりが「お前たちのアンコールが残ってる」と呼びかけ、岡部が「1曲目のターンどうやるの?」と声をかける。そして寛子がのぶ子の手を引っ張ってステージに送り出してしまう。
 その時、自分を応援してくれる人たちがいることに気付き、思わず天国の母に心の中で呼びかけていた。


34 それほどまでに吉永寛子を推すなら、結果を出してみろ。お前か吉永、どちらか一人が総選挙8位以内になったら、どちらかがセンターの曲を書いてやる。秋元康/100話)<→79、105>
 &Jewelとの直接バトルの結果、GEKOKU嬢は公約の13万枚の倍近い25万枚のセールを出し、事実上の正規昇格を決める。しかしなかなか正規昇格のアナウンスが出ないので、寛子は不安に感じるが、最悪一歩一歩自分がそばにいるから一緒に歩んでいけばいい、と言って安心させる。
 そんな中秋元に呼ばれたみのりは、自分の夢は何かと聞かれるが、寛子をAKBのセンターに立たせたいみのりはそれは言えないので「答えられない」と答える。
 そこでみのりが男で、寛子を推していることを感づいている秋元は、そこまで寛子を推すならと、上の提案をする。
 そしてこの約束こそが、みのりが寛子に公開ビンタをかませて不仲を演出させ、さらに寛子を本気で怒らせてみのりを罵倒するきっかけとなる。

*1:なにしろ実の夢は「吉永寛子をAKBのセンターにすること」だからw

*2:このとき岡部の前ではあっさり引き下がったものの、その時のことを思い出して心臓が高鳴る。この時自分では気づいていないものの実に恋をしている状態になり、Kurokamiアカが実だと判明した時に一気に実への想いが噴出して実の手を握ってしまう