スーパー白鳥13号運行記録3

このブログは超ぐうたらワンマン運転士の日常(もはや気が向いたら、という気もw)を書いたブログです。はてなダイアリーで公開していた運行記録2が今年の春になくなるため、新たに作成しました。2005年11月4日…「運行記録2」暫定開業/2005年11月14日…「運行記録2」本格開業/2019年1月13日「運行記録3」移行開業

AKB49総括9〜名言集3・みのりと寛子の決別とSKE編〜

この名言集は正規昇格からSKE編終了まで、つまり12巻から16巻までの名言を取り上げた。
この辺りからみのりと寛子の関係が変わっていく事になる重要なポイントになります。


35 このフューチャーガールズでは私が一番可愛くいてみせます!(吉永寛子/108話)
 27th選抜総選挙が行われ、水野春子が64位、吉永寛子49位、岡部愛32位、そして浦川みのり21位という順位になった。
 27th総選挙では16位までが選抜、32位までがアンダーガールズ(UG)、48位までがネクストガールズ(NG)、64位までがフューチャーガールズ(FG)という構成のため、春子と寛子がFG、岡部とみのりがUGに入るとともに、寛子がFGのセンターを務めることも決まった。それを聞いた寛子は不安になって、みのりに「センターってどうやるの?」と聞くが、みのりは答えに困った挙句、「一番可愛くいればいいんじゃないかな?」とあまりに適当な答えを答えてしまう。そんな中、寛子は前田敦子の代役としてチームAのセンターを務め、センターの素晴らしさを体験して何かが変わった感じになった。しかしFGでは錚々たるメンバーを前に委縮してしまい、最初の歌撮りではボロを出してしまう。
 みのりは寛子に一緒に行こうか、と聞くが、今日は来なくていいと寛子に言われる。しかし不安に感じて実の格好でスタジオに忍び込む。トイレに入ったはいいが、カツラを忘れたことに気付き、出るに出られなくなる。そんな中寛子が隣の個室に入ってきて、個室の中で泣き出してしまう。そこに春子がやってきて、寛子に対して自分の想いをぶちまける。それを聞いた寛子はもう一度気合を入れ直し、芝居のところでは迫力のある演技を見せる。しかし一方で、春子の不注意で寛子の衣装が焦げてしまい、撮影は終わりと言われる。しかし寛子はあえてその衣装で撮り直すことを決めて、スタッフにそう答え、実際にその衣装で好演を見せる。
 ちなみにみのりが大島優子に「寛子に『一番可愛くいればいい』と答えた」と言った時、優子は爆笑しながらも、「案外鋭いかもよ」と答える。


36 もっと上にいこう、寛子!浦川みのり/110話)
 東京ドームでのコンサート、寛子は所属チームが決まると思われる中、その変化の先に待っているものを思うと怖いと感じながらステージに出る。そして初日からサプライズ人事。前田敦子卒業を控え、AKBを強くしていくための人事であるが、海外移籍の人事もあり、またBの象徴だった渡辺麻友がAに、1期生としてAを支えていた小嶋陽菜がBに移籍と、どういうことになるか全く予想がつかない。岡部がBに入ったことを告げられた後、「浦川みのり、吉永寛子」と戸賀崎から2人の名前を呼ばれる。
 正直怖くて足をすくませる寛子だが、ふと隣のみのりを見ると全く泰然自若とした表情をしているのに驚く。
 しかし戸賀崎の発表はその2人の表情も驚かせる「国内全兼任」の指令であった。みのりはA、寛子はKをベースとしながら、SKE、NMB、HKTの全グループのステージにも立ってもらうという過酷な道であった。
 さすがにどう整理していいかわからない寛子であったが、みのりは逆に、どのチームに所属しても正解ではないかもしれない、むしろ様々なチームを知って自分を鍛えていく、その場を与えられたと前向きに感謝していた。そして同時に、自分の目標でもあった「寛子をAKBのセンターに立たせる」事への近道のように感じていた。だからこそみのりは寛子にそう宣言して、「レッスンとかあるのでこれで失礼します」とコンサートの最中にもかかわらず、寛子の手を引っ張ってコンサート会場から出ようとする。


37 私、立ちたい。みのりに勝って、AKBのセンターに立ちたい!(吉永寛子/112話)<1、12→/→38、114>
 進路のことを考えるにあたって、寛子の父親が学校に来る。最初はアイドルの道を断念させるために来たのか、とみのりも寛子も真っ青になるが、寛子はもうアイドルとして頑張ると決意を固めていた。そして父親から言われた言葉は「寛子に大学受験をさせないで、アイドルを続けさせてほしい」ということであった。
 それを聞いた寛子は、先輩たちと一緒にステージに立ちたいとか、選抜に入りたいとか、そんな中途半端な目標では失礼だと語り、上のように語ってみのりに宣戦布告をする。みのりが本当の女であったらおそらく許せないと考えていたのかもしれないが、みのりはもともと浦山実の女装。そして実の目標は「寛子をAKBのセンターに立たせる」ことであり、寛子もやっとその気になったことで、寛子の成長を信じて「負けないよ」と答える。


38 だったらかかって来いよ!本気で私を潰すつもりで!! 来年の総選挙でどっちが上に行けるか勝負だ!!浦川みのり/116話)<37→/→39、52、114、115>
 ある意味みのりと寛子の関係を大きく変化させる言葉である。
 寛子が本気になったことはみのりにとってはありがたいことではあった。しかしだからと言って簡単に寛子をセンターに立たせてくれるほど神8は甘くない。実際前半は完全にブレーキを外した大島優子に完全にやられた形になった。秋元康は落ち込む2人に、全兼任は自信を持たせるためにやったこと、と語る。確かにみのりは様々なピンチを跳ね返して自信を持つことができたが、寛子はみのりの後についていくだけで、実績はあるのに自信がない事に気付き、「みのりにおんぶにだっこだったんだ」とさらに落ち込む。
 みのりはこのままでは寛子がセンターに立てないと考え、ある決断を迫られることになった。それはあまりにもリスクが大きい決断であった。でも寛子も自分ももっと強くなるにはこれしかない、そう考えていた。
 そしてみのりと寛子の話になった時、突然と言った形で立ち、つられて立つ形になった寛子の方に向かうと、生放送中にもかかわらずいきなり寛子の頬を引っぱたく。
 一瞬何が起こったのか分からない寛子。しかしみのりがそれまでの話を語った上で「本当はそんな覚悟もないくせに」と煽りつける。それに怒った寛子が今度はみのりにビンタし、「これからはみのりに頼らず一人で立派なアイドルになるんだから!」と宣言したのに畳みかけるように、上の言葉を寛子に浴びせかける。この瞬間、12期どころかAKBでも屈指の仲を誇るみのりと寛子のコンビが崩壊する。


39 なってやる、どこまでも強い壁に。浦川みのりが吉永寛子のライバルになるんだ!!浦川みのり/116話)<38→/→61>
 みのりと寛子が生放送中の喧嘩は、あっという間に世間に広まってしまう。一緒に住んでいた春子は朝のみのりと寛子の様子を考えると一体何が起こっていたのか訳が分からない様子であった。そんな中でみのりが帰宅し、春子がなぜこうなったかと説明を求める。
 みのりは本当はこういうことはしたくなかった。でも寛子が自信喪失しかかっていたため、このままでは神崩しをさせるという約束がダメになると判断して、寛子に必要なのは突破した時にとんでもない筋肉になる強い壁だ、今までは岡部や&Jewelがその役を担っていたけど、今のAKBでその役ができるメンバーはいない。なら自分が寛子の壁になって、自分も寛子も神8を超えられるだけの地力をつける。そう春子に告げたのだ。そして研究生時代に寛子と一緒に願い事をした時に書いたお守りをあえて寛子の荷物の中に忍ばせて、自分の想いを寛子に託すことにした*1のだ。
 一方寛子はこうなった事情を吟味し、自分がみのりに宣戦布告しておきながら弱気な態度をとったから、みのりは自分に喝を入れたのだ、そう考えていたようである。だからおそらく春子が「みのりが自分のお守りを寛子の荷物の中に入れていた」ということを聞いて、みのりがいない間に自分の願い事をみのりの荷物に入れて、寛子の願い事*2をみのりに託すことにしたのだ。


40 オレが好きなのは、アイドル続けられても、もし辞めることになっても、メンバーに嫌われても、捕まっても、日本中を敵に回しても、吉永だけだから(浦山実/120話)
 みのりと寛子が仲違いしたことを受けたかのように、スーパー研究生の有栖莉空を全兼任に加え、みのりと行動を共にさせる。もともと莉空はラージヘッドレコードの所属だったが、GEKOKU嬢と&Jewelのライブでみのりに興味を持っていたので、ある意味好都合であった。しかし抜け目なくみのりが男であることを察知して確認し、男ならばと実に色仕掛けで迫る。しかし実は自分が夢を失って絶望していた時、寛子の笑顔に救われた。だからこそオレが好きなのはどんな事になろうと寛子ただ一人だ、と宣言する。莉空はショックを受けて泣き出すが、想いの強さでは決して変わらない実のことを好きでいよう、そう思うようになる。


41 お前らも気付いてるだろう? 完成されたSKEの中に自分達の異物感に<→55、59、60>
42 浦川のダンスはゴツゴツして勢いだけ<→48>
43 なーんか気に入らないのよね、あんたたち…<→49>
44 
45 SKEのメンバーたちに比べりゃ、お前らダンスも下手だし、可愛くもねーんだよ!!
46 チャラチャラした有栖を見るとムカつく。オレたちとSKEの汗が否定されてるようでな。
47 SKEのメンバーから認められていないお前たちを、俺たちファンが簡単に認めるはずねーだろ?<→54>(41〜47までアンチ7/124話)
 劇場に立った兼任組の3人に秋元康からの業務命令と言って、1か月以内に劇場の250人全員に3人を認めさせることを指令し、それができなかった場合は3人をAKBグループから抹消するという厳命を与える。3人の努力により否認の青票は減っていくが、それでも7人は兼任組を否認し続ける。莉空がどうして否認するのか言ってくれ、と叫んだことに対して、7人のアンチはそれぞれ自分の想いを語っていく。それをもとに、3人はそれぞれ自分がどうしたらいいかを考えて青票を減らしていくように頑張ろうと考える。


48 私もファンも秋Pも、あなたになんの可能性も感じなければ、厳しくなんてしないわよ。(岡部愛/125話)<42→>
 アンチ7のうちで、みのりを名指しで批判した観客のために、みのりはどうすれば女性らしく踊れるかを考えようとする。そのときにたまたま目に入ったダンススクールで岡部に会い、岡部から指導を受けて踊り方が女性らしくなっていく。その際に岡部が上のように語った時に、みのりはアンチ7は自分たちに可能性を感じているから、厳しく当たっていると感じ、それならば自分のすべきことはアンチ7の想いに応えること、そう感じて岡部と別れる。


49 単純に仲良くなりたかったワンッ!松井珠理奈/128話)<43→>
 みのりたちの努力でアンチが3人になった頃、松井珠理奈が公演が終わった後すぐに寛子がいなくなったことに気付き、愕然とする。SKEとしては3人を誘いたかった節があるが、とりあえず寛子が帰ったのでは2人しかいないけど、それでもやるしかないね、と肝試しと称して名古屋の街中を歩き回らせる。実は珠理奈は3人の歓迎会を3人に隠れて企画していて、寛子がいないけど決行することになった。そこでみのりは珠理奈からそう言われ、考えてみればSKEは戦う相手ではなく、自分と一緒にお客様にショーを見せる仲間なんだと気づかされる。
 一方肝試しのもととなった「名古屋城の幽霊」だが、実はそれが寛子で、玲奈はそれを見て兼任組への考え方を少しずつ変えていく。また同様にその様子をアンチ唯一の女性が見ていて、「白票を入れる」と宣言する。もともとアンチの女性は第1期オーディションで最終予選まで残ったものの落選し、兼任組に自分のステージを盗まれたように感じていたのであった。しかし寛子が名古屋城で車を止めてダンスをリクエストしている様子を見て、こんだけ頑張っているのを見せられたら、否認のしようがない、そう思わせたのだ。


50 大丈夫です! 今はSKEのみのりちゃんですから!松井珠理奈/129話)
 選抜の仕事の時、SKEから来た珠理奈に優子が「みのりは大変じゃない?AKBにいたころからトラブルメーカーだから」と語るのに対し、珠理奈は「今はSKEのみのり」と言ってみのりを擁護する。確かにみのりはトラブルメーカー的な要素があるものの、珠理奈はまっすぐ芯を通すみのりのことを気に入っているのだった。


51 私の可能性をあなたが決めないで!(吉永寛子/130話)
 公園公演の千秋楽、雨が降っている中で3人でやっているうちに寛子がステージを降りて観客の中に入って歌いだす。傘をさしているのが邪魔なら自分たちが観客のところに降りて近くで見てもらおうと考えて降りたのだが、それまで「みのりが決めて寛子が追随する」スタイルであったのがちょうど逆になった形になったのだ。それを見たSKEのメンバーも一緒に観客の中で歌い始め、そこに東京から戻って来た珠理奈も参戦する。
 しかしそこで無理がたたったのか、珠理奈が倒れて緊急入院してしまい、ドクターストップがかかる。アンダーは卒業したばかり、珠理奈の穴をだれが埋める、そう話し合うところで寛子が手を挙げる。メンバーもみのりも寛子を止めようとするが、寛子はそれでもスタジオを借りて珠理奈の代役を務めようとする。さすがに見かねたみのりが寛子の手を取って止めるが、「明日までに完全に覚えてくるから」と言った後、寛子はみのりにこう言い放つ。
 みのりにビンタを張られて自分の弱さを自覚してから、とにかくみのりには負けたくない一心で、みのりが考える前から自分が率先して動く、それを意識するようになる。


52 ケンカなんてしてないんでしょ?ホントは寛子ちゃんと松井珠理奈/130話)<38→>
 寛子が珠理奈の踊りを覚えようと病室を飛び出し、他のメンバーも寛子センターを前提としたフォーメーションのチェックをしようと病室を出る。残ったみのりは珠理奈に「なんで今日来たんですか?東京往復で疲れている中で土砂降りの公園公演に参加するなんて」と聞いた時に、珠理奈はこうみのりに聞く。珠理奈はみのりと寛子の関係がAKBとSKEの関係とそっくりなのに気付き、だからこそみのりと寛子の覚悟に勇気をもらったし、だからこそ2人には絶対成功してほしいと語る。そしてそんな大事な時に自分がダメになっちゃったのが申し訳ない、布団の中でそう泣いて謝る珠理奈であった。


53 これを離したら、夢から覚めちゃう気がして… 夢が終わっちゃう気がして…(吉永寛子/131話)<1→>
 寛子は徹夜をしてまで珠理奈の動きを覚え、自分のものにしていた。力強さがなくても一つ一つが丁寧で、寛子の想いにSKEのメンバーが応えてやりたくなる、そう感じていた。しかしその代償としてユニット曲直前にダウンしてしまう。何とかマイクを離させて対応しようとするが、寛子はそれを拒否する。寛子はマイクを話した瞬間、自分の夢が終わるような気がして、それでは自分がやってきたことの意味がないと語る。みのりは寛子の言葉に、そこまで寛子の夢が深いものだったのかと改めて感じたが、寛子の想いを受けて中西優香が絶対に3人をクビにはさせないと次々と指示を出す。


54 これが48グループNo.1のパフォーマンス集団、SKE48だ湯浅洋/132話)<47→>
 寛子が倒れたことで臨機応変カバーリングが必要になり、みのりには「ジェラシーのアリバイ」の間奏のセンターが割り当てられる。みのりは寛子の想いを絶対に潰せないと意気込むが、そこで問題のセンターの振付を度忘れてしてしまう。結果的に思い出せないままステージに飛び出してしまうが、当然分からないものをやろうとしても無理である。もはや打つ手がないと無茶苦茶な踊りをやり始めるが、それに反応したメンバーが一瞬中西を見て、中西がアイコンタクトで「みのりの踊りに合わせろ」と指示、みんなもその指示に従って踊る。
 それを見た湯浅支配人は、即興ダンスをメンバーが合わせたことに、SKEのチームワークとそれを支える技術の高さに感じ入り、自慢するかのようにそう語る。
 この結果、メンバーに認められていないからと兼任組を否認していたアンチが白票を投じる決意を固める。


55 目指してるのは0の青票ではなく、250票の白票です浦川みのり/134話)<41→/→56>
 全員白票のご褒美がナゴヤドーム公演だと知った最後のアンチはみのりに向けて白票を投げつけ、その白票がみのりに当たる。それを見た湯浅支配人はそのアンチを強制退場させようとするが、みのりはそれを止めさせる。実際彼が退場すれば青票は0になるが、それでは白票は249になってしまう。それでは秋元康との約束に違うからと、そう言ってあくまでも自分が求めているものは250の白票だと示す。つまり最後のアンチにも白票を投じさせるために全力を尽くす、そう宣言したのである。


56 その一秒で揃えられる指先がある!その一秒に贈られる拍手がある!松井珠理奈/134話)<55→>
 みのりの発言をきっかけに、SKE内部でも「このまま退場させた方がよかったのでは」「それでは意味がないってみのりちゃんが言ってたじゃない!」と口論が始まり、3人がこんなに頑張ってくれてたのに申し訳ない、と中西が謝る。しかしそんな混乱の中で「何やってんだ、お前ら!」と怒声が響き渡る。そして矢継ぎ早に指示を出し、みのりが驚くくらいにSKEが作り直されていくのを感じる。そしてSKEのステージの根底に流れる言葉を出して、「賭けてるのは他人の夢か?ちがう!お前たちの夢だ!」と叱咤する。
 寛子が倒れたことを知って病院を抜け出したセンターにして鬼軍曹・松井珠理奈が楽屋に戻ってきたのだ。


57 どうせいつ終わるかもしれないアイドル生命、いいじゃないですか、浦川みのりなんて初めからいなかったと思えば浦川みのり/136話)
58 バカにしないで!私だって、命懸けでやってる!(吉永寛子/136話)
 最後のMC、コメントを求められたみのりはいきなり土下座をする。命乞いか、と聞いたアンチに「違う、いや、そうかもしれない」と言って、もし課題達成できなくても、自分だけクビというのはなしですかね?」と語りかける。自分のムチャでみんなに迷惑をかけ続けた*3から、SKEはドーム公演をやらせ、寛子と莉空はアイドルを続ける。潰れるのは自分一人で十分、と語る。それを見た寛子もとっさに土下座をし、止めようとしたみのりに「私だって命懸けでやってる」と言いながらみのりの手を振り払う。さらにその逆隣で、混乱の原因を取る形で莉空も土下座をしていた。


59 だって3人はそれぞれが49人目のSKE、SKE49ですから松井玲奈/136話)<41→/→60>
 最後のアンチに松井玲奈は白票と辛い飴を渡す。そして「青票でもいい、今回ダメだったとしても、私たちは必ずドーム公演を実現させる」と意思表明したうえで、「その時は3人に用があろうとなかろうと、卒業してようがしてなかろうが、3人を呼び出す」そう語る。それは3人がもうSKEの一員としてみんなが承認をしたからだ、3人のことを反対していた玲奈が3人を認める発言をする。


60 今劇場内は純粋なファンとSKE48だけの空間です湯浅洋/137話)<41、59→>
 最後の曲で落雷が落ち、電気が一斉に消える。わずか2秒後には非常用の照明だけは点灯するが、音楽はかからないまま。そんな中でも莉空だけが曲を歌ってつなぎ、それに気づいたメンバーが歌いだすが、ボリュームが小さいとばかりに最後のアンチを筆頭にみんなで歌いだす。間奏もみのりがつないで曲が成立し、最終的に全員が白票を投じて3人のAKBグループ残留とSKEのナゴヤドーム公演が決定する。秋元康が会場に入ろうとするが、湯浅支配人が今は純粋にSKEの空間だから、いくら秋元先生でも中に入れない、そういう意思を示す。


61 頑張ろうね、みのり(吉永寛子/138話)<39→>
 SKEから離れて東京に戻ってきた3人。しかしみのりに甘えてくるはずの莉空はなぜかあっさりと帰宅し、みのりと寛子は取り残された形となる。しかし表向きは反目している二人は一緒に帰ることができない。
 それを救ったのが高橋みなみ。2人を相次いで車の中に引き込むと、「あんたたちいつまで仲違いしているフリする気?」と一言。高橋みなみはあの時こそ呆然としていたものの、すぐにあれが演技だと見抜いた模様。少なくてもAKB内ではみのりと寛子の反目を解消していい形になっていたのは2人には救いであった。ただし戸賀崎はその演技が見抜けなかったようで、劇場に戻ると早速2人は拳骨を見舞われる(笑)
 そして寮に戻って春子と話をする。春子もみのりの話を聞いているからみのりたちに下着姿で一席ぶっておいてから、「隣で寝るから」とみのりと寛子を2人きりにする。いきなり2人きりにされたみのりも寛子も緊張するが、特に男である実的には、寛子が「寂しかった」と言って抱きついてくるのだけは、という妄想も出てくるほどであった。
 そんなところで寛子から、「カバン取って」と声をかけられる。ちょうどシャワーを浴びていたところだから当然裸である。それを意識したみのりはカバンを浴室の入口に置くが、寛子が全裸でいることを意識してしまい、シャワー室のある左側を見ないで右側を見ると、こっちにも下着が散乱していてシャレにならない状況。
 そして寛子は下着まみれのみのりを見てしまう。みのりは「畳もうかと思っていた」と誤魔化そうとするが、寛子は笑いながら「それ、春子のパンツ」と一言。私のはカバンの中にあるから持ってきてもらったの、と説明した後で、久しぶりにくだらない話で場が和む。そして一言、「頑張ろうね、みのり」と声をかける。
 みのりはその一言に、そういえば自分たちは同じ思いを共有しているのは分かっているから、「頑張ろうね」の一言ですべてがわかる関係であることを思い出して、「うん、頑張ろう」と応える。
 そして春子が12期仲間を集めてみのりたちの部屋に乱入した時、もうみのりと寛子は手をつないで寝てしまっていた。


62 お前の公演はまだ「オーバーチュア」が鳴ったところだよ浦川みのり/139話)
 東京に戻った後、みのりと寛子は有栖家に招待される。
 まずは寛子に父親の書斎を紹介して、寛子を引きはがしにかかる。図書委員の寛子は目を輝かせて「私ここで読んでていていい?」と言われ、もちろん実と一緒にいたい莉空はOKを出す。そしてみのりと一緒にいたい莉空は水着姿になって料理をし、そのあとはカラオケもする。そのうちカツラを莉空がとった後、身体を実に押し付ける。いくら吉永一人しか好きになれないと言っていても、胸と下半身を押し付けられて男の本能を刺激しないわけがない。莉空ももちろん実の身体が正直に反応しているのを下半身が感じていて、「男の子になっていいんですよ、私口堅いんで」と言われて思わず本能に負けそうになるが、最後の理性を振り絞って「無理してんじゃねぇよ」と引きはがす。そして「ナゴヤドームのことばらしたのお前なんだろ?」と言って、あの公演以降元気がないことから、もしかしたら謝るタイミングを探っていたんじゃないのか、と指摘し、「トラブルはつきもの、ミスはするし、完璧な公演の方が珍しいくらい。でも最後にお客さんが喜んでくれたら、それは最高の公演だということ。ミスは次取り返せばいい」と言って、上の言葉を言う。お前の人生はまだ始まったばかり、失敗を繰り返しながら成長すればいい、そう言いたいのだ。


63 私が逃げ出したいと思った1コーラスは、立ちたいと願っても立てなかった人の1コーラスだから(吉永寛子/139話)<19→>
 82を受けて、自らセンターを志願した寛子にも謝る莉空だが、突然泣き出したので何事と思うと、「この話すごくいい話で…」とのこと(笑)さすがに読書の虫である(笑)
 莉空が「話聞いていたんですか?」と聞くと、あっさり「全然いいよ」とトレードマークとなってきたひよこ顔*4で答える。びっくりする莉空に寛子は「(自分に)報いられたくて頑張っているのではない、(自分がみんなに)報いたくて頑張っているんだ」と言って、上のように答える。寛子はみのりとともにGEKOKU嬢に選ばれた時にひがまれたことがあるので、自分が投げ出したくなるようなことでも、それをしたくてもできない人たちがいて、その悔しさを押し殺しながらも自分を応援してくれているのを知っているから、その人の想いを背負って頑張れるんだ、そう自覚しているのだ。

*1:もともとみのりの願い事は「寛子をAKBのセンターにすること」であった

*2:こちらは「みのりちゃんと一緒に選抜に立てるように」という願い事。1万円公演の直前に倒れて病院に運ばれた時に実に見られている

*3:雨の中の公園公演で珠理奈を潰し、さらにそれで寛子に無理をかけて公演途中にダウンさせる事態を起こしてしまった。また自分がセンターのふりを忘れ、みんながそれに合わせてくれたということもあった

*4:ツイッターにもあるが、寛子の愛称は「ひよこ」で、ツイッターでもヒヨコ顔が定番のネタであるw