スーパー白鳥13号運行記録3

このブログは超ぐうたらワンマン運転士の日常(もはや気が向いたら、という気もw)を書いたブログです。はてなダイアリーで公開していた運行記録2が今年の春になくなるため、新たに作成しました。2005年11月4日…「運行記録2」暫定開業/2005年11月14日…「運行記録2」本格開業/2019年1月13日「運行記録3」移行開業

AKB49総括6〜最終29巻の名言は何か。〜

 ちょっとコーヒーブレイクとして、3月17日に発売される最終29巻の帯に掲載される言葉は何か、それを考えてみよう。
 29巻は「『浦川みのり』卒業生誕祭のゴタゴタがあったため、名言が大変多いような気がしまして。
 どれが帯に掲載されるか、たいへん苦しむところです。
 まずはとりあえず1巻からの言葉を。ちなみに通常版(表)と特装版(裏)で違うことがあるみたいです。


  1巻:言葉なし(AKBに男子メンバー加入?という作品の説明がメイン)
  2巻:
  3巻:
  4巻:
  5巻:
  6巻:でも、アイドルだけは。どんなにムチャでも、これが私の夢だから!(吉永寛子/特)
  7巻:選ばれた者がいて、選ばれなかったものがいる。でも、私は忘れない。悔しい思いをした仲間やその気持ちを押し殺してでも応援してくれる仲間がいたことを。(特)
  8巻:
  9巻:
 10巻:私も役に立ちたい。二人に甘えてばっかりのお荷物は嫌!(吉永寛子/通)
 11巻:
 12巻:ガチじゃないアイドルなんてこの世には一人もいない(浦川みのり/通)
 13巻:私、立ちたい。みのりに勝ってAKBのセンターに!(吉永寛子/特)
 14巻:
 15巻:忘れてた。応援してくれるファンの人たち、そしてこの感覚。アイドルって楽しい!(浦川みのり)
 16巻:その一秒で揃えられる指先がある!その一秒に贈られる拍手がある!(松井珠理奈/通)
 17巻:
 18巻:笑顔こそが唯一の武器。アイドルにとってそれはファイティングポーズ。笑顔という名の戦闘モード(秋元康/通)
     少なくても48Gに集まってる女は男より熱いと思います。(浦川みのり/特)
 19巻:ねえ、吉永先輩。みのり先輩って男ですよ。(有栖莉空/通)
 20巻:
 21巻:AKB48は、顔でも歌でもダンスでもない。AKBのことが日本一好きな上から48人だと思う。好きだからこそ勝たせていただきます!(吉永寛子/特)
 22巻:吉永寛子に訪れたアイドル生命最大の危機、それは浦山実との恋だった(説明/通)
 23巻:不安も、悲しみも、寂しさも、全部隠して笑うんだ!(浦川みのり/特)
 24巻:私が背負っているのは共に戦ってきた48G全員の「未来」だ!(浦川みのり/特)
 25巻:浦山実に頼みたい。お前の卒業公演その日まで、AKBのセンターとして頑張ってほしい。(秋元康
 26巻:世界デビュー!? 一体何が起きてるってんだよ!!(浦川みのり)
 27巻:私は胸を張って、AKB48の浦川みのりとして岡部をぶっ潰してきます(浦川みのり/)
 28巻:浦川みのりなど初めからこの世にいないんだよ。(週刊宝春・安倍/共通)


 取りあえず現時点で分かるものだけ書きました。あとは調べてきます(笑)
 もし可能なら情報をくださると(コラコラw)


 ということで、それでは29巻のセリフ候補を挙げてみましょう。


1 AKBは強い!頼れる先輩もいる、立派な後輩もいる、私だっているから…(吉永寛子/254話)
2 私の中には「みのり」がいるから。きっとみんなの中にも…(吉永寛子/255話)
3 だから、だからさ、自分の夢にくらいは素直になりなよ(吉永寛子/255話)
4 待っててくれるファンがいるなら、信じてくれる仲間がいるなら、オレ、ステージに立ちたい!(浦山実/255話)


 この4つは、実を見つけた寛子がみのりとして劇場に戻ってくるよう説得する場面で、ある意味この作品のクライマックスともいえる場面である。
 1は歌で説得しようとした寛子を止めた実に対して、「AKBは男がいたことくらいで簡単に壊れるようなやわな組織ではない、私が中心になって立て直す覚悟でいるから」と、実に対して実質的にエース宣言をした言葉である。
 2は「浦川みのり」の存在について、寛子は4年間の活動の中で私にはちゃんと刻み込まれていると自覚している。そして「みのり」を探し回ってくれているメンバーやそれを待つスタッフにも「みのり」はいると信じているのではないか、と口にした言葉である。結果としてその「みんな」にはファンも含まれていて、卒業公演終了後男バレさせて一時騒動になるが、奥平先生が押しとどめた結果、そのこと自体が漏れることもなく「ファンの中にも『みのり』はいたんだ」と最終的に寛子は結論付けることになる。
 3はある意味吉永寛子がAKBの活動の中で一貫して持っていた想いであった。その想いがあったからこそ、今の自分があると信じていた。だからこそ、「みのり」としてステージに立ちたいという実の夢に対して素直になって欲しいと思って発した言葉である。そしてこれが「浦川みのり」復帰のとどめとなる言葉になる。そしてその言葉を聞いて、「みのり」の心に火がついた実の4の叫びにつながっていく。


5 戻ってきてくれてありがとう。あと2時間だけ一緒にAKB背負ってくれ。高橋みなみ/256話)


 みのりと寛子が楽屋に戻り、次いでみんなが戻ってくる。みのりが男であることが寛子の口からみんなが知っていることを知っていた実は、かつらを脱いで謝り倒す。しかしみんなは、実の想いを知っているから、何事もなかったかのように公演の準備を始める。実がメイクをしようとするところに高橋みなみが実にかつらをかぶせて、「話はあとで聞く」と言った上で、「浦川みのり」として最後を全うして欲しい想いで優しくそう声をかける。その優しさに触れた実は、公演終了後ファンに自分の口から男バレを宣言する事を選択する。


6 私はAKBが好きです。このステージが、ともに闘う仲間が、皆さんのことが大好きです。たとえこの先私の人生がどんな辛苦や不遇に見舞われても、今日このステージに立てた、それだけで私の人生は幸せだったといえます。浦川みのり/259話)


 みのりにとって、一時は自分の卒業生誕祭なのに逃げてしまった。そして結果的に寛子に、メンバーやスタッフに自分が男であることがばれてしまった。
 それでも、実がどんな想いで「みのり」になったかを知り、メンバーは「みのり」を探しに街に出た。
 寛子は「みのり」が実の女装だったと知りながらも、実に「みのり」と声をかけてまでステージに戻ろうと誘ってくれた。
 そしてそうやってメンバーがいなくなった劇場で、みのりに恩義を感じていた有栖莉空が、耳が聞こえない中メトロノーム1つだけでGEKOKU嬢の「放課後☆下剋上」を歌い上げてファンを魅了する。
 そしてみのりが戻ってくるまで、ファンも開演を待ってくれていた。
 みんなの想いが痛いほどわかるからこそ、「みのり」は最後のMCでその前に伏線を張りつつ、実としての想いを「みのり」の言葉として口にしたのであった。


7 「浦川みのり」はここにいた。劇場にいた。ステージに立っていた。(奥平先生/261話)
8 彼女の正体が何であろうと、『ファンを幸せにしたい』その気持ちに嘘はなかったからだ。(奥平先生/261話)
9 今の2時間に後悔のある者は拡散でも何でもすればいい。少なくとも私は彼女から「幸せ」しかもらっていない!(奥平先生/261話)


 とうとう浦川みのりが男であることが実自身から明らかにされてしまった。当然混乱する劇場。しかしそこで奥平先生が立ちはだかって力説を始める。
 それはそうであろう。自分が熱狂的なファンになったアイドルが男であるとばらされて混乱したが、同時にそのことでもう一つの事実に気付いたからである。
 AKBの活動が忙しくなって休みが目立つようになった吉永寛子同様、なぜかそれに歩調を合わせるかのように休みが急増した男子生徒がいた。
 奥平先生は寛子を卒業させるために大量の補習を課したが、当然同様の措置を男子生徒にも課さなければいけない。それが浦山実だった。
 そして「浦川みのり」の正体が浦山実だと分かり、「みのり」が寛子を応援するために作られたキャラクターだと分かった瞬間、奥平先生の中では「浦川みのり」は自分が守るべき教え子の1人に変化したのだ。
 だからこその力説なのである。


10 「ファンは神様」とはよく言ったものだ秋元康/最終話)


 秋元康から「マネージャーをやってみないか」と聞かれた実は明確に「吉永寛子の一ファンに戻る」と断る。それはまだ実が寛子のことを想っているからこその発言だが、それを聞いた秋元康は、おそらく寛子も実のことが好きだと察していて、それを匂わせたのだ。
 もっとも「浦川みのり」の茶髪に対し普段の実が黒髪なので「Kurokami」と名付けたのが、寛子には「黒神様」と解釈され、それが実だと分かった瞬間、寛子は思わず実に恋をしてしまいアイドルへの道を踏み外す危険を冒したことがあったから、少なくてもAKBにいる間は実への想いを封印しなければと思っているだろうし、実もそれはわかっているはずである。
 でも29巻特装版に収録される「たかみな卒業」の話ではおそらくAKBの力が寛子に集まってくる可能性が高くなるだろうし、それをうまく回避する手段として実としてAKBスタッフとして復帰させる可能性もあってもいいかも。というか、私自身はそうやって実と寛子をもう一度くっつけてほしい一人です(笑)


11 アイドルだって頑張ってんスよ。(浦山実/最終話)


 AKB49〜恋愛禁止条例〜の最後のセリフである。1話では実自身が「AKB?ブスばっかじゃん」と言っていたことを考えれば、実際にAKBのアイドルを体験した実の言葉として出てきた最後の一言が、実の変化を大きく表している。


 こんだけ候補があると困っちゃいますけどね(笑)
 とりあえず私的には7,8、10を除いたどれが来てもおかしくはないとは思います。
 吉永寛子の言葉としては1は決意表明、2は29巻の根底を流れる言葉だし、3は自分のAKB入りの希望を実に打ち明けてからの一貫した想いであり、それを受けての実の4のセリフがあるし。
 高橋みなみファンとしては5は捨てがたいでしょう?
 6はみのりとしての最後の言葉。帯言葉としてはこれが一番じゃないかと思うし。
 9は奥平先生の魂の一言。これでファンを黙らせてしまっただけの力を持っていたわけですし。
 そして最後に実の成長を表現した11も捨てがたい、と。


(2016.2.22追記)
 とんでもないことに、もう1つの名言を忘れていた…


12 「怖い」の我慢して、よく「笑った」!! やっぱりお前は「アイドル」だよ!この先何があっても!高橋みなみ/260話)

 浦川みのり卒業生誕祭が終わり、『浦川みのり』がステージ袖に引っ込んだ直後に、高橋みなみが『みのり』を演じきった実に抱きついての言葉。この時点でAKB内では『浦川みのり』が浦山実の女装であったことを告白する意図があり、会場が大パニックになることが想定されたため、戸賀崎の判断で放送終了後にステージの観客だけにビデオでバラす事になっていた。
 高橋みなみの行動は、それを想定して、AKBとして『12期卒業生・浦川みのり』を、そして浦山実を全力で守るという意思の表れであった。
 一方で吉永寛子をはじめとした12期生は、同じ意思を持って戦闘態勢を整えていった。
 もっとも最終的には、観客の1人である奥平先生が、『浦川みのり』が浦山実という自分の教え子の1人と分かったため、身を挺して観客をステージに上がらせるのを阻止してメンバー的には事なきをえ、奥平先生の行為は戦闘態勢にあった12期生を感動させたのだが…