今日「優子」を買いました。
昨日買いたかったのですが、実は飲み会のはしごをしていて終わったら22時を過ぎていました。
大島優子さんの半生を語ったフォトブックなのですが、何と言ってもここでのキーワードは「たかみな降臨事件*1」だったと思いました。
AKB48ヒストリー(集英社)では語られていなかったのですが、これこそがチームKのカラーを決定付けた「事件」だったように感じました。
2006年4月1日にチームAの「PARTYが始まるよ」公演でデビューしたチームKだが、3日目から目に見えて動員数が減っていく。そんな中迎えた4月8日。
この日のチームK公演に、15歳の誕生日を迎えた高橋みなみさんがサプライズで出演することになり、「スカート、ひらり」を途中から引き継いで歌ったわけですが。
このフォトブックで対談をした2人の言葉を借りれば、
「ブーイング来ると思ったら、お客さんが優しくて助かった(高橋)」
「たかみなコールで、全部もっていきやがった(笑)(大島)」
とお互いに笑って語れる話になっているわけですが、もちろん当時はそれどころの話でなく、その日のチームK公演後の楽屋は幽霊屋敷のように静まり返ったそうです。
それもそうでしょう。自分達が一生懸命頑張っているところを、いくら先輩チームのメンバーだとはいっても「部外者」がたった1人で拍手喝采を浴びて、ある意味その日のチームK公演を壊した形になったわけですから*2。
おそらくそこで「団結力を誇る超体育会系」のチームKの方向性が定まってきたように感じます。自分達の長所(元気さ、ダンスパフォーマンスの良さ)を見つけ、そこを伸ばしていく、そして誰もが忌憚のない意見を言える空気づくり。「たかみな降臨事件」でチームが結束することの大事さに気付いた2期生が現チームKでも大事にしている根本がここで一気に整備されたように感じがしました。
そして余談ながら、チームA公演でアンダーに立った優子にチームA公演にも拘らず来たチームKファンが歓声を浴びせるなど、一時期メンバーやファンを巻き込んだ「AvsK抗争」のきっかけにもなった、とも言えるわけですが。
でもこうなることを予期して意図的にやったのだったら、それこそすごいと思いますよね、運営側もw