実質的な浦川みのり卒業生誕祭の1曲目は、チームBを代表する曲である「初日」である。
まずは「初日」の歌詞を、本編では描かれていないチームB版「初日」の代名詞でもある円陣でのセリフを含めて収録します*1。
『いつも感謝。冷静に、丁寧に、正確に。みんなの夢が叶いますように。
チームB!』
(イントロ開始、以下ページ:パンしている場面(2コマ以上の場合はコマ数)、開始時刻(神曲たち、Windows Media Player計測)0:00)
私は立ってる 憧れていたステージ(1:秋葉原ドンキホーテ、0:20)
大歓声(AKB劇場入口通路(2)、0:26) 拍手と熱気の中(浦川みのり肖像、0:28)
厳しいレッスン 自分の壁 乗り越えて(2:AKB48、0:34)
迎えた今日(浦川みのり、0:39) チャンスの幕が開く(観客→渡辺麻友&柏木由紀、0:41)
コール(3:0:43)
一人だけ踊れずに(みのり→兒玉遥&宮脇咲良、0:47)
帰り道 泣いた日もある(奥平先生(2)、0:50)
思うように歌えずに(4:クイーンレコード(4)、0:53)
自信を失った日もある(AKB48、0:56)
いつも(5:田子千明&前園理歌、0:59) ライバルが(水野春子&前園千絵、1:01)
輝いて見えた(鈴木のぶ子(2)→手のひら、1:02)*2
夢は汗の中に
少しずつ咲いて行く花
その努力 決して裏切らない(6:浦川みのり(3)、1:06)
夢は汗の中に(7:都築遥佳(2)、1:19)
芽を出してずっと待っている(金色亭八葉(2)、1:22)
いつか きっと 願い叶うまで(AKB48(3)、1:26)
スポットライトがこんなに眩しいなんて(8:吉永寛子(3)、1:33)
長い夜が明けた朝陽のようね(荒川晴人(2)、1:39)
先輩たちには(9:高橋みなみ、1:46)負けたくないよ(浦川みのり、1:49) 絶対に(大島優子(2)、1:51)
私たちのショーを作りたかった(10:前田敦子(3)、1:52)
怪我をして休んだ時(AKB48、2:00)
悔しくて泣いた日もある(柱、2:03)
学校とレッスンの(11:吉永寛子、2:06)
両立にあきらめた日もある(山本彩&渡辺美優紀、2:09)
だけどアンコールが(AKB48、2:12)
どこかで聞こえた(観客、2:15)
夢は(手のひら、2:19)
涙の先
泣き止んだ(12:AKB48、2:20)微笑みの花(浦川みのり、2:24)
頑張った(戸賀崎智信(2)、2:26)蕾がやがて咲く(有栖莉空、2:29)
夢は涙の先
雨風に負けず信じてる
晴れた空に 祈り届くまで(13:ドンキホーテ外の観客(3)、2:32)
死ぬ気で
踊ろう!(14:松井珠理奈、2:46)
死ぬ気で
歌おう!(観客→浦川みのりと吉永寛子の回想シーン1、2:49)
初心を
忘れず
全力投球で!(浦川みのりと吉永寛子の回想シーン2、2:53)
Oh!(15:浦川みのり&吉永寛子の回想シーン3〜6(4)、2:59)
夢は(ホワイトアウト、3:01)
汗の中に
少しずつ咲いて行く花
その努力 決して裏切らない(16〜17:AKB48/センター浦川みのり、脇は右に高橋みなみ、左に吉永寛子、3:03)
夢は汗の中に
芽を出してずっと待っている(18:AKB48、3:15)
いつか きっと 願い叶うまで(観客(2)、3:22)
(19:吉永寛子&水野春子(3:30)→ライト→松井珠理奈&渡辺麻友→ライト→スピーカー(3:44)→浦川みのり)
(20:浦川みのり→ドンキホーテ(曲終了時))
残り5話だというのに、1曲丸々来たか(笑)
基本は関係した人たちの熱狂ぶりを伝える回という解釈なのだろうとは思いますが…
それにしてもこの曲はこれまでのエピソードを思うと非常に重い曲ですね…
もともとこの曲には、チームBが体験した様々な想いが詰め込まれた曲である。
仲川遥香や渡辺麻友のエピソードだけでなく、脱落者が続出してチームAから移籍者が出たり、なかなかオリジナルのセットリストをやらせて貰えなかった事など、オリジナルの重さもあるのですが、みのり自身がある意味重い十字架を背負いながらステージに立っているだけに…
実はこの話、話としてはたった6コマの話が全てである。
MCから戻ってきた浦川みのりを待つ吉永寛子。
もう寛子もみのりも互いの全てを知っているだけに、一瞬互いに緊張し、みのりは寛子の顔を見られない。
しかしそれを察した寛子は、笑顔をみのりに向ける。
それを見たみのりは思わず涙を流しそうになる。
歌の合間に挿入されたたった6コマの無言のエピソードこそ、みのりと寛子の関係を象徴するエピソードではないかと思う。
みのりと寛子は12期生として4年間一緒に活動してきたが、今回の件で浦山実と寛子の同級生という関係も絡んできたわけである。
でも実(じつ)はみのりも実も、寛子にとっては自分が立派なアイドルになりたいという夢に対しては同じベクトルで接していたのは理解しているから、今日は私がみのりを支えるから、心配しないでいつも通り頑張ろう、という気持ちを込めて笑顔を見せたのだろう。
そしてみのりもそれが分かったからこそ、寛子の笑顔に涙を見せたのだろう。
1期には前田敦子と高橋みなみ、3期には渡辺麻友と柏木由紀という屈指のコンビがあったが、みのりと寛子の12期コンビもそれに匹敵する強さがあったのだ。
こうなるとどこかで「思い出のほとんど」をやって欲しいですね…
追記
せっかくなのでページごとの開始時刻を書きました。作者が3分49秒で見ろというのでw*3
所要時間は以下の通り
0ページ:20秒
1ページ:14秒(4コマ)
2ページ:9秒(4コマ)
3ページ:10秒(5コマ)
4ページ:6秒(5コマ)
5ページ:7秒(5コマ)
6ページ:13秒(3コマ)
7ページ:14秒(7コマ)
8ページ:13秒(5コマ)
9ページ:6秒(4コマ)
10ページ:14秒(5コマ)
11ページ:14秒(5コマ)
12ページ:13秒(5コマ)
13ページ:12秒(3コマ)
14ページ:13秒(4コマ)
15ページ:4秒(5コマ)
16ページ:12秒(1コマ)
18ページ:15秒(3コマ)
19ページ:20秒以上(6コマ)
20ページ:曲終了後(2コマ)
作者の通りに見ていたら、大島優子が可哀想なのとこの作品のキモである回想シーンの吉永寛子の笑顔と浦川みのりの涙が2秒以内で素通りしてしまう気がしますがw*4
*1:このセリフが巻頭と巻末の煽りに入っているため。ちなみに最初が「みんなの夢がかないますように」、最後が「いつも感謝」
*2:一応こう書いたが、「いつも」の部分で田子&理歌のポーズと春子&千絵のポーズが立て続けに出てくるので、「ライバルが」が鈴木のぶ子の2コマ、「輝いて見えた」が手のひら、という解釈もできる。
*4:もともと「初日」は4拍の曲だが、15ページのシーンだけは実は曲の構成上1小節だけ1拍分タメを作って5拍でとっている。私はだから2拍子1コマで見るくらいでちょうどいいかなと感じている。だから寛子の笑顔のところで「ゆ」、次のみのりの涙で「めは」という感じで見るといいと思う。ちょうどホワイトアウトのコマがタメになる。