最近の風物詩になってきた春のダイヤ改正。
個人的には「改正」というよりは「改訂」と言った方がいいんじゃないか、という気はしますが。
そして今年もダイヤ改正で名物列車が姿を消えることが決まりました。
まずは日本海縦貫線の一角としての「日本海」「きたぐに」の臨時列車降格。
動向から「日本海」が今春で消えることは何となく勘付いていましたが、この前のお弁当オフで初めて「きたぐに」までもが消えることが判明し、正直真っ青になりました。
「日本海」は大阪始発の唯一のブルートレインでしたし、「きたぐに」に至っては583系寝台兼用電車使用の唯一の列車でしたから、もう時代の流れとはいえ、寝台列車の終焉を感じさせる印象ですね。
残る寝台列車は東海道筋の285系電車運用の「サンライズ出雲・瀬戸」と東北・北海道筋の「あけぼの」「北斗星」「はまなす」「トワイライトエクスプレス」「カシオペア」だけになります。
「サンライズ」はまだしも、「カシオペア」以外の東北・北海道筋の列車は全て車齢が30年を超え、いつ引退してもおかしくない状況だと思うのです。「トワイライトエクスプレス」だって「カシオペア」並に新しい車両を作らない限り先はないと思いますし、それ以前に北海道新幹線の新函館開業でどうなることか。
どこかでまた乗りたいとは思いますが…
とりあえず「きたぐに」のA寝台は乗った経験がありますが、「日本海」のA・B寝台と「きたぐに」の3段B寝台は未経験なので、乗り心地を味わってみます。
雪で運休にならなければ、の話ですがw
それと新幹線では100系と300系が同時に消滅することがアナウンスされました。
100系は昭和の時代の製作なのでやむを得ないかなとは思いますが、まさか300系まで消えるとは思いませんでした。
なんでも省エネを重視したN700系をどんどん作った結果、一気に300系の活躍の場が消えてしまったそうでして。
300系は初代「のぞみ」として270km/hの高速運転を達成した車両で、その後の東海道・山陽新幹線の高速化の礎になった車両なわけですが、それが一気に消えてしまうなんて時代の流れなのかな、とも。
ちなみに東北新幹線でもE5系が増備されてきて、200系の消滅、あるいはE4系の上越新幹線転身などがそろそろ本格化してきそうな気がします。