すみません、何と言っても今の今まで仕事のためにコメント書けずの状態が続いていました。
そういう訳で今日までの流れを一気に書き上げます。
言うまでもなく敬称略ですw
GEKOKU嬢のデビュー曲が決まったものの、カップリング曲の「譲らないツインテール」のメインを務める岡部愛がスランプに陥る。
理由は愛の恋愛経験のなさ。つき合った経験があったといっても、経験が必要と考えてつき合っただけで、恋愛感情のかけらもないものだった。そのために自分が歌った歌詞が自分に入ってこない事に愕然とするほどに平板なものであったし、それをまさに水野春子に指摘されたのであった。
自分で自分の欠陥に気付いた愛に対して秋元康はあえて「恋愛禁止条例」の一時的解除を申し渡す。
愛はそれを受けて昔の彼に電話をするが、その時に一緒にいた男たちに襲われそうになったところを実に助けられる。その時に実に「恋愛が分からない」と嘆いた愛に、実は「恋愛はするものではなく落ちるもの」と言う。そんなやり取りをしているうちに実に「可愛いリボンだね」と頭を撫でられた愛は、自分が恋に落ちていることに気付く。
恋に落ちた愛は実が吉永寛子の同級生と知って、寛子の学校まで押し掛けて実に会いに行く。自分に戸惑いながらも気付かないうちに実を求めようとする愛だが、実に「AKBがこんなことをしちゃいけない」と止められ、自分が本気で恋愛モードに入っていることを実に吐露する。
その結果愛がステージに身が入らなくなり、歌飛びを起こす。
さすがに戸賀崎が「このままじゃステージから降りてもらう、劇場の支配人として研究生が築き上げてきたステージや陰の努力を失墜させることは許さない」と愛に厳しく叱責し、愛はどうしたらいいかと落ち込んでしまう。
ここから今日の話に入るのだが、ここで愛を救うのは握手会の時に一緒にコンビを組んだゆきりんことチームBキャプテンの柏木由紀だった。
柏木は愛に声をかけると、落ち込んでいる愛に「恋の悩みかな？」とさり気なく聞く。
柏木が「どちらが大切か愛ちゃんも気付いているんだよね」と聞いたのに対し、愛がそれは理解していると答えたけど、同時に恋愛をしている自分の気持ちのやり場が分からない、と正直に言う。
それに対して柏木は、全く動じた様子もなく、「アイドルだって恋をする」と言い放つ。
ビックリした愛が「先輩もしているんですか？」と聞くと、柏木はこともなげに、「恋するんだよ、お客さんに」と言う。
お客さんだって私たちに恋をする。カーテンが開いたその瞬間が２人の出会い。その公演の中で出逢って、距離を縮めて、喧嘩して、仲直りして。
そして柏木はすっきりした表情で、このステージの上が唯一AKBが両想いを許された空間、私たちは標高34.5cmの恋人と断じ、恋愛を知ったあなたはもっと強くなれる、そう愛に優しく諭す。
その言葉を聞いた愛は、１人１人が自分が好きになった実だと思って想いを伝えようと歌う。
その想いを涙を流しながら歌い上げる姿勢はみのりも春子たちも感動し、戸賀崎も自分の思いが通じたことに嬉しそうな表情を見せる。
ステージが終わって愛の前に実が現れる。実はすごく感動したと（恐らくみのりで感じたことを）口にするが、それに対して愛は今夜は君のために歌っちゃったから、みんなに謝らなくちゃ、と嬉しそうに語る。
ただ実的には愛が自分に思いを寄せてくれることは、自分が寛子に思いを寄せる障害になりかねない。そう思ってどうしようかと考えるが、愛はそんな実に、自分にはやりたいことがある、私がスーパースターになって帰ってきて、その時も本気で実を想っていたら、その時は譲らない、と嬉しそうに言って別れる。そうやって吹っ切れた愛を見て、実もホッとした表情を見せた。
そんな愛の歌を、なんとライブバージョンでCDに入れようとする目論見。
さすがに秋元康は転んでもタダでは起きない男である（笑）
以上敬称略w
書いたかなと言う気もしますが、今日の準主役の柏木由紀さんについて。
AKBグループの統括キャプテンであり、チームAキャプテンでもある高橋みなみさん、そしてチームKキャプテンとして「体育会系」のチームを束ねる秋元才加さん。
群を抜く統率力でチームを束ねる２人に対し、チームBキャプテンの柏木由紀さんのポジションは一風変わっている。もともとチーム再編以前のキャプテン格はチームAから移籍してきた浦野一美さんだったわけです。
でも３人の「共通点」は実はあります。
チーム随一の劣等生でありながら、自分が努力する背中でチームを創り上げてきた高橋みなみさん、チームAに追い付き追い越すために必死に頑張り、思いやりを感じる厳しい檄も飛ばしてきた秋元才加さん、そして、アイドルグループの手本として、ファンを大事にしようとする姿勢を決して欠かさなかった柏木由紀さん。
その「姿勢」が今のAKBを創ってきた、そう感じるのです。
今回はその柏木由紀さんの「姿勢」が最も現れている回だったように感じました。
決して恋をすることは否定をしない、少なくてもステージの上で恋をする気持ちを表現できればいい、そうやってファンの想いを大事にする柏木さんだからこそ、今回の総選挙ではAの前田敦子さん、Kの大島優子さんのダブルエースに次ぐ３番目の人気を獲得できたのではないかと思います。
