スーパー白鳥13号運行記録3

このブログは超ぐうたらワンマン運転士の日常(もはや気が向いたら、という気もw)を書いたブログです。はてなダイアリーで公開していた運行記録2が今年の春になくなるため、新たに作成しました。2005年11月4日…「運行記録2」暫定開業/2005年11月14日…「運行記録2」本格開業/2019年1月13日「運行記録3」移行開業

暴走

 さて、今日もお仕事で遅くなったので、どれだけ書けるか分かりませんが。
 てか、もう咳が止まらないorz


 Xデーも決まり、残り2週間の時点で1万円チケットの入場者が94人と過去最高となる。
 さすがに舞台チーフのサクラ、本番ではキビキビと指示を出します。そしてみのりの求めに応じ、2人で打ち合わせをする。
 その様子を見て岡部は「そんなに裏方に気に入られたいの?」と苛つく。サクラがペンライトでメモを照らすのを拒絶する。
 そして岡部のソロの舞台が始まるが、岡部が「自分の魅力で満員にする」とばかりに、通常のフリを無視してパネルに手を置く。その後はなれた際にパネルが回転し、ちょうどせりを上げようとしたところに引っかかり、パネルが破損してしまう。またその時にせりも動かなくなってしまう。


 戻ってきた岡部にみんなが詰め寄るが、岡部は「私は悪くない」と叫び、水野が岡部に詰め寄る。
 その喧嘩をいったんは収めるよう指示を出す舞台監督だが、復旧に時間がかかるからと公演中止を指示する。誰もが真っ青になり、みのりもさすがにこの状況には観念した表情になった。


 しかしそこに立ちはだかったのがサクラ。壊れたせりの位置と、そのせりを使う状況を冷静に確認し、そのせりに移動する前園と水野に指示を済ませると、「いけます、やらせて下さい」と舞台監督に逆にお願いをする。
 舞台監督の「パネルはどうする」に対してもサクラは、パネルは軸が抜けて外れただけ、その復旧は10分で済む、と判断。その10分をどう処理するか、そう問答しているうちに、寛子がいつの間にかみのりが消えていることに気づく。そして次の瞬間、みのりがステージに立っていることが舞台監督の怒声とともに伝わる。


 次の瞬間、サクラはとっさにみのりにスポットを浴びせることを指示、舞台監督に逆に続行を迫り出す。
 そしてみのりにスポットが浴びせられる。


 岡部愛はもともと自分が目立ちたいという考えがあり、それが大きなトラブルを招いてきたという過去がある。にもかかわらず、今回もまた反省もせずにトラブルメーカーになってしまう。
 焦りがあるからとは言え、やはりステージでトラブルを出してしまうのはいかがなものかな、と思います。
 一方の浦川みのり。舞台を再会するか舞台監督と舞台チーフが問答を続けているさなかにステージに立つという暴走をおかす。
 どちらも自分勝手な行動であることは間違いない。
 だけど岡部愛のわがままは最終的に自分のためであるのに対し、浦川みのりの暴走は、チームを救うためにいかに自分が動けるか、それを求めての答えであると考えられる。そして、決して自分勝手に動かず、ある程度状況を判断してそこから自分のできることをやっていくから、暴走に思えることでもついていくことができるそう思えるのかもしれません。


 自分の歌詞が消されていることに呆然としながらも、高橋みなみさんの姿を見た瞬間に全く違う歌詞を堂々と歌い出す暴走。
 岡部がぶつかってきて骨折しながらも、決して弱音を吐かずに踊り切って「心は折れてない」と宣言する暴走。
 前者は前日の高橋みなみさんとのレッスンで、「伝えたい思いが伝われば歌詞を間違えてもいい」という高橋さんの言葉を思い出し、とっさにそばにいる吉永寛子への思いを乗せて歌うことを判断したわけだし*1、後者はこれ以上続行できないという声に対し、中止はさせないという思いから、悪化させてでも続行しようとしたわけです。


 で今回も、一旦は公演中止の憂き目にあったわけですが、サクラからは続行可能という判断が出るわけです。そしてサクラが「10分でパネルも復旧させる」と宣言したのを聴いた瞬間、おそらくみのりは「10分持たせられれば公演は何事もなく続行できる」と判断して、とっさにステージに足を向けたのだと思います。
 そしてサクラもみのりの暴挙に「なんとか公演を何事もなく続けられるためにスタッフが復旧作業をしているのを、観客に悟られないためにステージに立っている」と判断したからこそ、みのりにスポットライトを浴びせる指示を出したのだと思います。


 チームの公演中止をスタッフが守った。
 スタッフが頑張れば復旧するなら、それを悟られないようにとエースがステージに立つ。
 その気持ちを理解したから、その場をエースに任せようとする。
 みのりとサクラの行動がまさに阿吽の呼吸でつながっているのである。これがスタッフとチームが一体になる、みのりが目指す「チーム」なんだろうなと考えるわけです。


 そうなると、最初はみのりが一人でステージを作ろうとするけど、もしかしたら寛子をはじめ、暫くしてからみのりと一緒に踊ろうとする動きが出てくるかもしれないと思いますね。
 奥平先生の時も、みのりが一人でいるところで水野たちが先生にステージを披露しようと持ちかけるわけだし、ある意味今の「チームみのり」ではこれくらいの動きが当然のように出てくるのではないかと思います。

*1:その副産物として、「伝えたい思いが伝われば歌詞を間違えてもいい」とみのりに言った当の高橋みなみさんが、その歌を聴いてみのりに恋心を持ってしまうというオチまでついてしまうがw