未だに14年前のあの光景が頭の中に焼きついています。
あれからM.シューマッハも引退し、セナと一緒にレースを走ったことがあるのは同じブラジル人のバリチェロただ一人。
今となってはビデオで見るしかないのですが、記録にも記憶にも残るドライバーでした。
1988年、エンストをしながらもごぼう抜きで優勝、初のタイトルを決めた鈴鹿。
1992年、50回記念のモナコGPで見せた、当時最強のウィリアムズ・ルノーをあやつるN.マンセルとのドッグファイト。
1993年、「グレーテストラップ」とも評される、雨のドニントンパークの4人抜きでのオープニングラップでのトップ奪取。
(ちなみにそのセナの後方で4位にジャンプアップしていたのがジョーダンに乗るバリチェロでした)
その一瞬一瞬が芸術でした。
…故人の業績を讃え、冥福を祈ります。