来週「AKB49」の第4巻が発売されますが、予想通り、表紙はチームAキャプテンのたかみな先輩でした。
やはりこの間に収録される第27話「たかみな」の件もありますしw たかみな先輩に主場していただいて正解だと思います。
ちなみにこの感じだと、第5巻はオカロさん、第6巻はゆきりんでしょうかw
本題に入りますが、ここからは敬称略です。
みのりと寛子、岡部愛の3人が研究生のままユニットを組む事が決まった事は、すぐに選抜にも研究生にも伝えられた。
結構いい感じに捉える選抜メンバー(特に優子やともちん、まゆゆあたり)の中で心配な表情をするたかみな先輩。
そして同じことを伝えられたときの思い詰めた感じの春子の表情。
いきなりCDデビューが決まってボーッとしているみのり&寛子に対し、冷たい態度の愛。
エレベーターの中で愛は寛子がなぜ選ばれたのかが分からない、私のお荷物にはならないでよね、と釘を刺され、寛子自身も何となく意気消沈している様子。
そしてレッスン場に向かったみのりや寛子に対し、それまでみのりを信じてついてきたメンバーも疑心暗鬼の表情になる。
レッスンが終わって打ち合わせをするみのりと寛子に対し、「決まった途端2人だけで、楽しそうだね」と嫌みを言うメンバーもいる中で、そのメンバーに「やめろよ、ひがむのなんてカッコ悪い」と春子が擁護する。
「自分だけ平気なフリしちゃって」と言われる春子に対して、みのりは「ありがとう」というか、それに対し春子は「アタシらのことは忘れて頑張ればいい」と言うが。
春子の本音が分かるのは数日後。
荷物整理をしている春子を見てみのりが声をかける。
それに対し春子は「親父が入院したから福岡の実家に行ってくる」と答えるが、その中で「もう帰ってこないかもしれないけどな」とみのりと寛子に言い放つ。
できるだけ穏当に、「親に迷惑かけっぱなしだったから、今後は面倒見てやるつもり、田舎にいても応援するから全国放送に出てくれよ」と言っていたが、「ユニット入るなら春子の方がいい」「CDデビューなんて早すぎる」と言う寛子やみのりに自分の感情を抑えきれなくなって。
まず寛子にビンタを張った後、みのりには思いっきり拳を握って殴りつける。
そして一言、
「お前らに決まったんだよ!」
一生懸命頑張ってきたのに報われない、でも自分もみのりや寛子の頑張りを真近で見てきたからこそ、全てをみのりたちに託してAKBを離れようとする春子の精一杯の想いが弾けた瞬間だった。
そして春子の「死んでも売れろ!」の声に、「売れるよ、オレら… ゴメン」と応えるみのり。
その言葉を聞いて、「謝んなよ、惨めになるだろ!」と言いながらも、春子は部屋を出ていく。
12期でもみのりたちを陰から支えていた春子の「退場」に、みのりも寛子もただ言葉もなく呆然とするばかりであった。
チーム崩壊はあっけないとは言え、こんなにあっさりと崩壊するものとは、と思ったかもしれません。
首脳会談の時、寛子が父親にAKBで活動していることを言っていなかったがためにチームを離れそうになった時も、寛子が最終的に自分の意志でアイドルでいることを選択したために結局崩れなかったわけだけど、さすがに研究生でありながらCDデビューとなるとそうはいかなかったようでした。
実際問題として研究生では意味がない、昇格して正規に入ってこそAKBとしての存在が出せるわけですが、そういう意味ではCDデビューして売れれば昇格への特急券ですから、他の研究生がやっかむのは当然だと思います。
特に11期エースの岡部愛、12期エースの浦川みのりはともかく、なぜ3人目は吉永寛子なのか、そこが解せないと思うメンバーも少なくなかったのではないかと思います。
でもこの話で感じたのは、ノースリーブスの話でした。
AKB随一の歌唱力を誇る真面目系の高橋みなみさんと容姿ではAKB屈指で天然系の小嶋陽菜さんの神7メンバーの2人と一緒にユニットを組むのが峯岸みなみさん。総選挙では「自分が選抜に選ばれる理由が分からないから選抜入りする自信がない」と悩み、励ましに来た高橋みなみさんに「どうせたかみなは選ばれるじゃん!」と泣きながら当たるくらいネガティブな人なのですが。
高橋みなみさん曰く、「みぃちゃんがいないとノースリーブスは動かない」というほどノースリーブス内ではキーになっているのだそうです。
つまり、高橋さんと小嶋さんという両極端ともいえる個性を巧みに捌くための存在としての峯岸さんだと考えられるのです。
そういう意味では、どこかでユニット中の個性としての吉永寛子の役割がどこかにあるのではないかと思うのですよね。
それにしても。
春子も出ていったため、とうとうみのりと寛子の2人きりで生活することになります。
さすがに押し入れに入って、というわけにはいかないと思いますが。
どうする実w