スーパー白鳥13号運行記録3

このブログは超ぐうたらワンマン運転士の日常(もはや気が向いたら、という気もw)を書いたブログです。はてなダイアリーで公開していた運行記録2が今年の春になくなるため、新たに作成しました。2005年11月4日…「運行記録2」暫定開業/2005年11月14日…「運行記録2」本格開業/2019年1月13日「運行記録3」移行開業

2011シーズンの総括

 ということで、今年のJ1は柏レイソルのJ2→J1連覇という史上初の快挙で幕を閉じました。
 そういや一昨年、大宮アルディージャにJ2に叩き落とされたものの、そこからしっかりと這い上がってJ1も制覇するなんて、アルディージャも叩き甲斐があったわけで(ソコジャナイッテw)
 とにかくレイソルの優勝おめでとうございます。
 プラス、震災から立ち直ってのベガルタ仙台の4位もJ2昇格組として特筆すべき成績だったと思います。
 なにしろ失点が2位(名古屋グランパスの36点)を大きく引き離す25点だけ。得点は下位チームに伍する状況だったけど、群を抜く守備力で台風の目になったと思います。
 それでは総括をしておきましょうか。


1位 柏レイソル(23勝3分け8敗、得失点差23)
 正直に言うと、とにかくかつてヴェルディを最強チームにしてきたネルシーニョ監督の手腕が全てなのですが、選手間に競争意識を植え付けさせたのも大きかったかなと思いました。
 とにかく引き分けが少なく、勝つ時には必ず勝つ、その哲学が明確に現れていたように思いました。
 ただトップ4の中で敗戦も実は多く、ガンバ大阪ジュビロ磐田には2敗。J2落ちしたモンテディオ山形にも負けましたし、勝てば1位に上がれるという大事な場面で、ホームの柏で大宮アルディージャに叩かれたゲームが一番このチームにとってはエポックだったように思いました。


2位 名古屋グランパス(21勝8分け5敗、得失点差31)
 恐らく今年も優勝候補筆頭だったと思います。お金をかけて選手補強という面もですが、ストイコビッチ監督の哲学が浸透していましたし。今回はレイソルに上に立たれてしまいましたが、普通なら優勝してもおかしくはありませんでした。安定感は抜群(得失点差31は文句なしの1位)でしたし。
 強いてあげるとすれば、清水エスパルス浦和レッズに勝てなかったことと、ヴァンフォーレ甲府に負けたことがあることかな、という気がします。


3位 ガンバ大阪(21勝7分け6敗、得失点差27)
 このチームはとにかく得点は取る。78得点は2位のグランパス名古屋に11点をつけての文句なしのトップです。が同時にザルに近い守備力(51失点は降格3チームを除くと、清水エスパルスに並ぶワースト3位)という欠点がこのチームが躍進をする妨げになっているように思いました。
 何といっても降格チームのヴァンフォーレ甲府に2敗とか、ちょっとまずいですよね。


4位 ベガルタ仙台(14勝14分け6敗、得失点差14)
 このチームは震災があったにもかかわらず、逆に震災があったからこそ結束したのかなという気はします。とにかく守備力をしっかりと磨いて0点に抑えれば負けない、それを具現化したチームだったと思います。昔のアルディージャもそういうチームでした。
 でも0点に抑えれば理論上は負けませんが、得点を取らなければ理論上は勝てません。それが結果として、リーグ最多の14引き分けに現れていたのではないかなという気がしました。来季はきちんと決められるストライカーが入ると躍進すると思いますが。


13位 大宮アルディージャ(10勝12分け12敗、得失点差-10)
 このチームは柏レイソルをブッ刺し、ベガルタ仙台にもきちんと勝ち越すなど、決して上位に対して戦えないチームではないんですよね。
 でも気が付くと降格争いの「門番」と化してしまう弱さw
 今年のアルディージャは、とにかくホームで弱い、これにつきます。何しろ、アウェーで8勝4分け5敗と勝ち越している(柏や仙台を刺したのも何を隠そうアウェーでである)のに、ホーム(大宮&熊谷)では2勝8分け7敗w NACK5では「お前ら、しっかりやってるのか?」と言われかねないような状況でした。
 そこを改善してほしいな、と。あとラファエルがきちんと働けるように、とw


15位 浦和レッズ(10勝9分け15敗、得失点差-7)
 まさかアルディージャの後にレッズの記事を書くとは思いませんでした。
 正直言えば、弱いチームではないんですよね、このチームは。
 でも勝負できるFWがいなくなった、それが全てかなと。
 最終戦でサポが火を噴いたそうですがw このチームはフロントがとにかく悪い。
 ブッフバルトが一時代を築いて退いた後、わずか数年でここまで酷くなるなんて普通は思いませんよね。かつてのヴェルディを見る思いでしたけど。
 ここは全てフロントがチームを悪くしているという見本だと思います。
 今年も柱谷幸一GMをクビにし、ペトロヴィッチ監督もクビにし。
 まあ現場がだらしないから引き締めるために、というのもあるのでしょうが、その方針に一貫性がなさ過ぎるのが浦和フロントの問題点。
 結局闘莉王ブッフバルト氏も浦和レッズを見限る形で去ってしまいましたし。
 で社長がそのような事態になった責任を取れないというのも非常に問題。
 この状態が続けば、来年は本当にJ2落ちするんじゃないかな、なんて一抹の寂しさを感じます。
 数年前はアルディージャがJ2落ちの候補といわれていましたけど、浦和フロントはJ2落ちした2000年の悔しさをもう忘れてしまっているんでしょうかね?


 最後に。
 ハーフナー・マイクが大宮戦後に言ったそうです。
レイソルはJ2で優勝した状態のままJ1で戦って優勝した。なぜうちはJ2でそれなりのポジションにいたのに監督を変えたのか」
 もちろんJ2で戦うのとJ1で戦うのではやり方は違うと思うのですが、せっかくいい形で戦えたのを無理に変える必要はない、おそらく彼はそう訴えたかったのでしょうね。
 今年の状況を考えると、確かにその通りだったかもしれませんね。


 来季はFC東京コンサドーレ札幌が復帰し、そして新たにサガン鳥栖がJ1クラブに仲間入りします。
 来季はどんな戦いが繰り広げられるか、今から楽しみです。