もうボロボロのサッカー日本代表のことはどうでもいい。
4月2日にくも膜下出血のためにグラウンドで倒れた巨人の木村拓也コーチが、本日未明、意識の戻らないまま息を引き取りました。
享年37歳。昨年引退し、新たにコーチになったばかりなのに…
生え抜きではない木村コーチですが、本当に巨人から愛されていた人だったみたいですね。
もちろん今の巨人にはいろんな選手がいて、昨年は日本一にもなっているわけだけど、そんな中で木村コーチの存在感は大きかったようです。
その典型的な例が昨年の9月4日。
その時捕手をしていた選手が頭部死球で退場し、登録していた捕手が誰もいなくなってしまった緊急事態、その中で捕手経験のあった木村コーチが誰に言われることもなくキャッチャーミットとマスクをつけ、延長12回裏の守備についた話は語り種になっているが、我の強い選手たちの中にあって自己犠牲の精神でチームのために考えてプレイできる希有な選手だったと思います。だから原監督も引退した直後にコーチに就任させたのだと思います。
そして巨人だけでなく古巣だった広島からも尊敬される選手だったようで、野村監督をはじめ、様々な選手・コーチ、そして何よりも松田オーナーからも「惜しい人を亡くした」というコメントが多く聞かれました。
木村コーチは広島から単身赴任で巨人のコーチをしていたそうで、たまたま古巣で自宅のあった広島でああいう事態になったわけですが、本当に素晴らしい方を亡くしたと感じました。そして広島のグラウンドで倒れたのも運命だったのかもしれないな、と感じました。
故人のご冥福をお祈りいたします。